森田童子のムービーを見直して驚く。

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つい二日前、森田童子「男のくせに泣いてくれた」のムービーを作るために、様々な関連画像をネットから拾ったのだが、その中にライブのポスターがあったので何気なしに入れ込んだ。
作った時は開催年が昭和54年となっていたので「ふーん。昔からやっていたんだ」
とぼんやり思ったのだが、私の大きな勘違いだった。
 
昭和54年と言えば、まさに私が大学三年の年である。
「これはぼくらが実際に行ったライブのポスターだ!!」
 
目を凝らして見ると、日程は6月29日(金)~7月1日(日)の三日間。
場所も間違いなく「旧早稲田小劇場銅鑼魔館」となっている。
私の記憶ではかなり暑い日だった覚えがあるので、てっきり夏休み中だと思っていたのだが、せいぜい梅雨が明けた頃の時期だ。
大学は、6月中に前期試験が終わってそのまま休みに入ることもあるので、夏休みと表現してもあながち間違いじゃないかもしれないけれど。
でも、真夏の暑い時期まではまだ遠い。
あの暑さは場内の熱気のせいだったのだとあらためて思った。
 
この三日間のどの日に行ったのかまでははっきりと覚えていない。
それにしても、36年前の”青春”とも言える甘くほろ苦い想い出を喚起させてくれる貴重なポスターだ。
照明を落とした暗いステージに、でかいベースを持って現れた瞬間の森田童子の姿がまざまざと蘇ってきた。
 
よくこんな資料が今でも残っているものだ。
この貴重なポスターを残してくれた方とインターネットの存在にあらためて感謝。
 
ただし、この早稲田銅鑼魔館も2012年に取り壊され、今はもうない。
時は無情に流れていく───。