旭ヶ丘小学校時代の想い出

夏に読む児童文学───名探偵カッレくん

夏になると、この年齢になった今でも、必ず「名探偵カッレくん」を読む。 スウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの作品である。 この「名探偵カッレくん」シリーズを初めて読んだのは、小学校高学年だったと記憶している。 今でも書棚にあ…

夢は遠く───

3点差。6回裏二死満塁。佐藤将太の打球は鋭くセンター方向へ飛んだ。 「超えろ!!」 思わず私は叫んだ。 打球はセンターの左を抜けてフェンスまで達する。 走る。走る。 サードランナー、セカンドランナー、ファーストランナーまでが帰り、 走者一掃の三…

46年越しの悲願に向けて

100年目の記念すべき夏の高校野球。 仙台育英が早稲田実業に勝って、ついに決勝まで勝ち進んだ。 大越君が大粒の涙を流した平成元年以来の仙台育英の決勝進出。 さらに遡れば、三沢高校の太田投手が延長18回の激戦の末、引き分け再試合になり敗れた昭和…

仙台七夕祭り(その2)

仙台七夕の朧げな記憶は“青森から仙台に戻って来た小学4年以降” と一昨日書いたのだが、 昔のアルバムを見ていたら「昭和40年8月」 というキャプションが付いている七夕の写真が見つかった。 昭和40年と言えば、私はまだ小学2年生である。 おそらく、…

高校野球100年、夏の甲子園大会の想い出

夏の高校野球が好きだ。 あの炎天下の中で懸命にプレーする高校球児の姿は胸を打つ。 私にその印象を最初に焼き付けたのは、 忘れもしない、小学6年生の時のあの試合だ。 私が旭ヶ丘小学校6年生だった年の夏、東北は異常に燃えた。 夏の高校野球、甲子園で…