「ごめんなさい、お役に立てなくて」

「ごめんなさい、お役に立てなくて」
この言葉を聞いたのが約三週間前。

旭ヶ丘小学校時代によく遊んだ女の子、台原中学校の同期生。
同窓会立ち上げを企画して、初めて連絡が取れた同窓生。
彼女から突然電話がかかって来た時は、胸がときめき、
思わず、「〇〇〇ちゃんですよね!!」と
年甲斐もなく、子供の頃のように昔の呼び名で呼んでしまったのだが───。

結局は、還暦同窓会には出られないとの内容だった。
「〇〇君の気持ちはよく分かるけれど・・・・・」
「ごめんなさい、お役に立てなくて」
と言った彼女の声が鮮明に耳に焼き付いている。

電話口の向こうから聞こえた彼女の声は、
子供の頃のイメージとは全く違っていたけれど、
なんとなく、小中学校時代の可愛らしい彼女の姿が思い浮かんだ。

でも、
「ごめんなさい、お役に立てなくて」
などという台詞は初めて彼女から聞いた言葉だった。

お互いに大人になってしまったのだ。
「ごめんなさい、お役に立てなくて」
なんて中学生が言う言葉じゃないから、余計に印象に残っているのだ。
無垢な子どもが成長し、分別を弁えた大人の人間になった証の台詞なのだ。

だからなのか、何故か今でもその台詞が時折リフレインする。

でもあの言葉は、私を傷つけまいとする、
大人になった彼女の、思いのこもった台詞だったような気がするのだ。

いったい、私はこのネタをどこまで引っ張るのだろう。
何に拘っているのだろう。
自分でもよく分からないのだけれど───。

ということで?
心が折れそうになったとき、この歌を聴くと勇気を与えてくれる名曲。
「You Raise Me Up をYOUTUBEからご紹介。

日本で有名なCeltic Womanバージョンと
歌詞が感動的なので、 
日本語訳付きのMARTINバージョンと両方載せました。
聴き比べてみてください。私個人的にはどちらも素晴らしく甲乙付け難い。

※ご存知の方が殆どでしょうが、知らない方もいると思うので、念のために。
 この映像の中のスタートマークをクリックせずに、
 映像の下のタイトルをクリックすればYOUTUBEの元サイトに飛ぶので、
 より綺麗で大きな映像を見ながら聴くことができます。


You Raise Me Up  [日本語訳付き] MARTIN


Celtic Woman - You Raise Me Up (and Concert Closing, live at the Slane Castle)