「君の名は。」を東京と仙台で2度観て思ったこと
「君の名は。」を東京の六本木と仙台で2回観て、観客席の微妙な反応の違いについて考える。
思わず笑ってしまうようなシーンや台詞がところどころにあるのだが、何故か東京の劇場では笑い声が聞こえてこなかった。
今日の仙台では、結構笑い声が聞こえてきた。この違いは何なのだろう? 考えてみたが、よく分析できない。
今日の仙台では、結構笑い声が聞こえてきた。この違いは何なのだろう? 考えてみたが、よく分析できない。
あまり書くとネタバレになるので、奥歯に物が挟まったような言い回しになるが、町が消滅し、何百人が死亡する(かもしれない)というシーン。
このシーン、逆に仙台では、この事実に触れる場面になると、客席が固唾を飲むような雰囲気になった。これは、やはり震災のことを多くの観客が頭に浮かべたからだと思う。実際に私も、東京で観たときは、それが頭を過ぎるようなことはなかったのに、今日の仙台では震災を思い出し、かなり気分が動揺した。
震災は東北の人にとって、やはりまだ重い事実なのだと思う。
六本木の観客は、そのシーンで震災をイメージした人は少なかったのではなかろうか。
六本木の観客は、そのシーンで震災をイメージした人は少なかったのではなかろうか。
「君の名は」は、中1週の間しか取らず、2回目を観ても、かなり面白い映画だった。
前回気付かなかった場面の意味だったり、言葉の意味だったり、2回目で「ああ、なるほど。そういうことか」と分かったのが新鮮だったということもある。
前回気付かなかった場面の意味だったり、言葉の意味だったり、2回目で「ああ、なるほど。そういうことか」と分かったのが新鮮だったということもある。
映像は美しいし、音楽の歌詞も今回は真剣になって聴き直した。
あらためてよくできたエンタメ作品であり、感動作品でもあると思う。
あらためてよくできたエンタメ作品であり、感動作品でもあると思う。
ここで、私的な2度目の感想を述べれば、前回、「聖地巡礼」(笑)をしたこともあり、「この映像は実際のどの場所か?」 というのを今回はかなり注目して観た。
もちろん“村”は分からないのだけれど、東京のシーンは殆どがどこの場所か私には分かった。
広告代理店勤務時代、東京中を歩き回ったせいもあるし、土日になると、この映画によく出てくる四谷近辺を自転車で散策したせいもあるし、千駄ヶ谷近辺などはラグビーを見に行く度に通った道でもあるからだ。
「ああ、これはあそこだ」と実際の場所が分かると結構楽しいものである。聖地巡礼と称して、映画に出てきた現実の場所を尋ねる人の気持ちが分かった。
「ああ、これはあそこだ」と実際の場所が分かると結構楽しいものである。聖地巡礼と称して、映画に出てきた現実の場所を尋ねる人の気持ちが分かった。
瀧と奥寺先輩が初めてデートをした四ツ谷駅改札。
東京のシーンで何度か使われる新宿駅東口の大型ビジョン
映画の最も肝となるシーン。瀧が携帯を掛ける歩道橋
この場所も映画を観た方なら分かるはず。
見終わった後にツタヤに寄り、劇中曲のCDがあれば借りようと思ったが、私と同じ考えの人は多いらしく、CD自体は9月10日からレンタル開始になったが、全て貸し出し中とのことだった。
まとまりのない文章になったけれど、「君の名は。」は、評判通りに面白く、二度見てもおつりの来る作品である。
まだご覧になっていない方は、是非劇場へ。
こちらは9月11日に行った六本木ヒルズ
私が到着した11時過ぎには、すでに次とその次の回まで完売でした。
こちらは今日9月19日に行った宮城県富谷市の109シネマ