中学生たちへ。悔いのない夏休みを───。

2016/07/18 08:00 旅行・祭り , イベント , 趣味・日記
夏休み直前の三連休の最後の朝、目覚めて思ったこと。
自分の人生は、いつ頃がいちばん楽しかったのだろう。
やはり中学生時代だと思う。
仙台市台原中学校。
一学年12クラス、男女合わせて約600人のマンモス校
勉強もいろいろ新しいことを覚えるのが楽しかったし。
昼休みにやったサッカーも楽しかったし。
クラス仲間と他愛のないことで遊んだ休み時間も楽しかったし。
毎日が新鮮で、キラキラ光り輝いていた。
自転車に乗り、学校へ行くのが楽しくてしかたがなかった。
三年の夏は、高校受験の勝負の時期と言われ、生まれて初めて塾にも通った。
自宅で5~6人を教えているほどの小さな塾だったけれど。
それさえも、もの珍しく楽しかった。
そのせいで、夏休みになると毎日のように通っていた西公園のプールや図書館へ行く回数も減ったけれど。
人生初めての試練となる高校受験のプレッシャーもまだそれほど感じてなくて。
ギラギラ照りつける太陽が眩しくて。
汗だくになりながら、自転車を漕いでいた。

宮城県の中学校は21日から夏休みに入るらしい。
あんな楽しい時間は二度と戻って来ない。
だから、今の君たち。
今の仙台市の、宮城県の中学生たち。
悔いのないように、自分のやりたいことをやりな。
何年か、何十年か経って。
ああ、あの頃は楽しかったなあ、と振り返れるような。
そんな夏休みになるように。

10年後の夏、君たちはどんな毎日を送っているのだろう。
「secret base~君がくれたもの~」
中学最後の夏休みから10年後、昭和57年8月、東京。
ぼくは着慣れないスーツ姿で就職活動の真っただ中にいた。
この人生最大の岐路において、選択肢は三つあったのだが、話が長くなるので、また時を改めて書いてみたい。
 
この曲に話を戻そう。
これを歌ったZONEは、2001年にメジャーデビュー。
2005年に一度解散したものの、歌詞に出てくる言葉通り、デビュー10年後の2011年の夏、一度だけの再結成をしたのは有名な話だ。
 
2011年に放送された“切ない青春ファンタジーアニメ”として人気を博した
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のエンディングテーマにも使われた。
本来なら、美しいアニメ映像を交えたバージョンを載せたいところだが、著作権の問題で削除されるらしく、究極の癒し声、Uruさんのカバーバージョンでのご紹介。
※今調べたら、この話、去年の夏の終わりにも似たようなことを書いていたけど、まあいいか。
単行本が1年後に加筆修正され、文庫になって発行されるようなものですから(笑)。