日本ラグビー、歴史的勝利の目撃者となる!!(2)

2016/05/03 16:58 スポーツ , 旅行・祭り , イベント

さて、7時過ぎにいつもの早稲田の寿司屋に着いた。
さすがに今回は国民的有名人のTさんはいなかった。というか、3月に来た時、Tさんに会えたのは本当にラッキーだったらしい。
金曜日の夜というのは彼が司会をしている『Mステ』が放送される日なのだ。先日テレビを点けると『Mステ』が映りTさんが司会をしている。しかも生放送なことに気づいた。
「あれっ?」と思った。
私が寿司屋に行ったのは3月の金曜日である。「おかしいな。何故に先月の金曜日の夜7時過ぎに寿司屋にいたのだろう?」と不思議だった。
気になったので友人に調べてもらうと、私が訪れた先月の金曜日は、偶然にも番組改変の時期で放送がなかった日だったようだ。
本来なら、金曜日にその寿司屋でTさんに会える確率は限りなくゼロに近い。
というわけで、今回は見知らぬ先客が3人いただけである。
ただし予約が4人、2人、とすでに入っており、7時半にはカウンター席がほぼ満席になった。
私の右隣は母娘の二人連れ。
左側の4人は学生時代からの友人のようだった。右隣の母娘とすぐに打ち解け、話をした。近所の方らしくかなりの頻度で来ているらしい。娘さんは京都の大学に行き、この3月に卒業して東京に戻り、社会人になったばかりということだった。
お母さんは、「Tさんとは最近頻繁に会うよ」と言った。
「笑っていいとも」は生放送だったので、一昨年の3月に終わるまでは平日にのんびり酒を呑む暇もなかったのだろう。最近は「Mステ」やNHKの「ぶら〇〇〇」程度なので、時間に余裕ができたからか。
「ツヨポンにもよく会うよ」と彼女は言っていた。
考えてみれば、私は30年通っているといっても、せいぜい年に数回行く程度。仙台に戻って来てからは、さらにその頻度が落ちた。月に数回通うほどの常連ではないので、SMAPと一緒になるなどというのは、奇跡的にタイミングが一致しなければ会うはずがないのである。
酒を呑み、刺身に箸を伸ばしながら、先代の大将の思い出話などに花が咲いた。

第一弾の刺身。今回も貝を中心にと頼んだ。左奥から、鯵、ほっき、みる貝、青柳。鯵はすでに数切れ食べてしまってからの写真(笑)。イマイチピントが合ってない。何故だ?? この時点ですでに酒が入っており、酔っ払っていたからか?

これは「トロ」とは言わず、この店では「マグロ」という表現しか使いません。仕入れるのが普通の店の「トロ」以上だというBちゃんのプライドもあるのでしょうが。この店のこだわりの凄さは、このマグロ。細かい筋は”毛抜き”を使い、手作業で全て抜き取っているのです。だから舌の上でとろけます。(※文化事業室の高橋様、お待たせしました。これがこの店の神髄です)
そんな寿司屋、寡聞にして他に知りません。
ただ、今の時期はマグロ自体良いものが仕入れられない(適正価格で)らしく、6月頃になると良いものが入って来るとのこと。このマグロにBちゃんは全然満足していなかった。
 
私がこの寿司屋に来たのは、1984年、『アングル』という東京の情報誌(仙台で言えばKAPPOのような雑誌)で“早稲田にある美味い寿司屋”という小さな記事を見かけたからである。
古い建物だった。
6時頃だったと思うが、まだ客は誰もいなかった。私は女性と二人でカウンターに座った。カウンターの向こう側には怖そうな親父と、その隣で黙々と魚に包丁を入れている若い男がいた。
※と、この話を続けようと思ったが、やたら長くなるので別の機会にします。そうしないといつまで経ってもラグビーの話にたどり着かないような気がするので。すみません。<(_ _)>

で、この話を飛ばすと(笑)、この日も、隣の母娘二人が帰り、最初の3人連れも帰り、その後から来た女性1人の客も帰り、残ったのは私と左側の4人組だけになった。
4人組は学習院の小・中学校とも同期の友達という女性2人と男1人で、もう1人は男性の会社の部下の女性らしい。
若い(と言っても30歳は過ぎている女性だが)わりにはやけにBちゃん(大将)と馴れ馴れしく話すなあ、と訝しがっていたら、この寿司屋が入っているビルのオーナーの娘さんだった。
まあ、小学校(初等科)から学習院だからね。
というより、幼稚園から学習院かもしれぬ。学習院の幼稚園(もちろん小・中学校もだが)は皇室関係のご子息が入るので、入園審査がとても厳しい。特に皇室関係者と同じ年代で入園する場合にはさらに厳しくなる。
そりゃ、そうだ。
親なら園内に自由に出入りできるので、やばい人だったらとんでもないことになる。宮様のご子息が誘拐でもされたら一大事なので(普通の誘拐事件でも一大事だが)。学習院も神経を尖らせるわけである。
話がまたまた脱線するが、学習院のお受験会場は面白い。
どちらかというと年齢の高いお父さんが多い。学費が高いせいもあるのだろうが。社長さんとかどこぞのオーナーとか。で、常々偉そうにしているのでその癖が抜けず、受験会場でも椅子にふんぞり返った姿勢の旦那様のネクタイを奥様が結び直しているという光景を見かけたりする。逆に奥様は、旦那様と年の離れた若くて綺麗な方が多い(笑)。
まあ、そういう夫婦(実際にはそのお子さんだが)は概ね不合格になる。
何故なら控室の状況なども監視されているようなので。学習院の初等科の受験会場では、現代日本のセレブに近いような人間の素行の一端を垣間見ることができる。そういう不思議な場所でもある。※この話も結構面白いので、またの機会に書いてみようと思います。
話が横道にそれ過ぎたので元へ戻します。
その学習院育ち3人+女性1人の4人組と私は与太話をした。結果、その4人組も先に帰り、またまた私は終電ギリギリまで1人でBちゃんと色々な話をし、寿司を堪能しながら居座ることになった。店を出るとき、珍しくBちゃんが駅の途中まで送ってくれたのだが、それは個人的な内容になるので省略します。
今回は泥酔するまでには至らなかったので、無事上野にたどり着いた。
先月と同じカプセルホテルなので道にも迷わず近くまで来た。すると何故か行列が。
ラーメン屋だった。
焼き鳥を食べ、ホッピーを呑み、刺身と寿司を食らい、ビールを呑み、腹は一杯になっているはずなのに。それでも脳と体は水分補給優先と感じていたらしい。
ああ、ラーメンも食べたいと思ってしまった。
悪魔の誘惑に負けた私は「旭川正油らーめん」(680円)のチケットを購入し、行列に並ぶことになる。でも待ったのは10分程度。すぐに店内に案内され、カウンター席に座った。→

上野広小路そばで、深夜零時を過ぎているのに行列していたラーメン屋ひむろ。北海道ラーメンで有名な「味源」の系列店らしい。「味源」と言えば、新宿三丁目にもあったはずだが、今はないと思う。

食べ始めてから「あ、しまった。写真撮るの忘れた!!」と思って撮影した写真なので、やたらまずそうに見える(笑)。見た目ほど味が濃いわけではなく、ほどよい塩分でなかなか美味しかった。
 
→美味いラーメンで、並ぶ価値はあった。
食べ終えた私はカプセルホテルへ向かった。脳天気だが、同じ過ちを二度続けて犯す私ではない。今回は慎重にフロントに確認して靴箱に靴を入れ、そのカギを係に渡した。ご丁寧にも「カギ、間違いなくそちらに預けたからね」という言葉を言い放って。
着替えをして、カプセルの中に入り、とりあえずネットに繋ごうと思ったが、何故か繋がらない。おかしい。前回はスムーズに繋がったのに、何度IDと暗証キーを入力しても拒否される。
ただし前回と違い、チケットをプリントした紙がしっかりバッグに入ってるのは確認した。時間も1時をとっくに過ぎていたので、安心しながらその日はすぐに床に就いた。
 
いったい、いつになったらラグビーの話になるのだろう(笑)。
まだラグビー場にもたどり着かないので、もちろん続きます。