トム・ハンクスの演技が光る「ターミナル」

色々とやることが多すぎて、昨日の日曜日は朝の五時から昼過ぎまで7時間以上ぶっ通しでの作業。一昨日は一昨日で、深夜まで、クリスマスが近いこともあり、讃美歌探しに、YOUTUBE内をあちこち彷徨っていました。

というわけで、新しいネタは他人に売るほど(爆笑ネタなども含めて)たくさんあるのですが、まだ文章化できていません。

そんなわけで三本立て続けになりますが、以前某読書サイトに発表した映画のレビューを掲載します。

でも、この映画はトム・ハンクスの演技が素晴らしく、なかなか心に染み入るスピルバーグの隠れた名作だと思います。ご覧になったことのない方は是非。お薦めです。

では、2012年03月26日に発表した「ターミナル」のレビュー

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───父は40年待った。だから彼もひたすら待ち続けた、その日が来るまで。

空港(ターミナル)はいつも多くの人であふれている。
出会いや別れなど、数々のドラマがそこにはある。
ただし、それはあくまでも一過性のもので、単なる通過点。
それがターミナルのはずだった。

ところが、クーデターで祖国が消滅し、パスポートが無効になったビクターは、アメリカ入国を拒否される羽目に。
待つと言っても数時間、せいぜい数日であるはずのターミナルで、何ヶ月も待たされることになるとは。

それでもビクターはひたすら待ち続ける。
父の思いを叶える、ニューヨークの“ある場所”へ行くために。

ターミナルが彼の生活の場所に変わる。
お金も食料もなくなりながら、そこで待ち続けるために彼は知恵を絞る。
彼の一所懸命な姿は、笑いを誘いながら、周りの人間をも変えていく。

人生において最も大切なのは、かけがえのない友を作ること。
その友たちが、ビクターを支え、彼の望みをいつの日か───。

やはりトム・ハンクスの演技が光る。笑えるし、感動します。
特にラストシーンは涙を禁じ得ません。

表情だけで、すべてを表現できる数少ない俳優。
まあ、そんなことどうだっていいのですが。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズの美しさも際立っている。

ヒット作を出し続けるスピルバーグだが、その中でも、笑わせ、ほろりとさせるこの作品は秀逸。

テロ警戒で、J・Fケネディ空港の撮影許可が下りなかったため、この広大な空港をすべてセットで作ったというのもすごいですが。どこからどう観たって本物の空港にしか見えません。

この映画を見ていない方々は是非ご覧ください。損はさせません!!
※損したと思っても、私宛にスパムメールを送るような行為はご勘弁ください。