カルチェ・ラタンへの旅。あしたのジョー、ついに完結
あしたのジョー、ついに完結!!
日本の漫画史上においても、あまりにも有名なラストの一コマ。
長らく続いた感動的なあしたのジョーのポスターも、ついに終わりを迎え、
カルチェ・ラタンへの旅も終盤に向かいつつあります。
なんか、いい表情ですね。
このあと、ジョーはどこへ向かうのだろうか。
鬼気迫る表情のジョーの立て看板。これではとても持ち帰れません。
ドヤ街の仲間が全員集合。楽しそうです。しかし───。
真っ白な灰となって燃え尽きたジョーの姿……。
ジョーは死んだ。いや、死んでいない。については諸説あるようですが。
原作者の梶原一騎氏の当初案では、ジョーは死んだことにする
考えだったようですが、漫画家のちばてつや氏は、それに異を唱えたらしい。
リングの線も同じように途切れずに向かっていることから明日があることを
意味している」と解説した。
「真っ白になるまで頑張れば、新しい明日が来ると、若い人に伝えたかった。いい加減な仕事をしていては明日は来ない。やろうと決めたことに全力投球してほしい。そうすればきっと自分の中に何かが残る。次の何かに頑張るとき、生きるものがある」
と語っている。
「あしたのジョー」は当時、大学生らにも人気で、
漫画の読者層を大人にまで広げた作品といわれる。
だが、ちば氏の込めた思いは少年漫画らしい真っすぐなものだった。
1968年1月 〜1973年5月まで連載されました。
1973年というのは元号で言えば、昭和48年であり、
まさに、ぼくたちが台原中学校を卒業した年なのです。
ぼくたちが台中を卒業した約二か月後、ジョーは灰となって燃え尽きた───。
「あしたのジョーのふるさと」を後にしたぼくたち二人は、